高梁川の水害や改修事業などの歴史を学ぶ会が、倉敷市で開かれました。
歴史勉強会には、倉敷市内外からおよそ30人が参加し、高梁川東西用水組合の副管理者河野裕さんが講師を務めました。
倉敷市などを流れる高梁川は、人々の暮らしに欠かせない水を供給してきたと同時に、数々の水害も引き起こしてきました。
そして、1893年の台風によって発生した大洪水をきっかけに、東西に分かれていた高梁川のうち東側を締め切る改修工事が行われたことが説明されました。
これによって上流や支流の水があふれる原因の1つになっていた川幅の狭い部分が減ったそうです。
この歴史勉強会は、玉島地区を中心に活動するNPO法人備中玉島観光ガイド協会が主催したもので、会員や住民の地元に関する理解を深めようと様々なテーマで年に10回開いています。
そのほか、倉敷市の文化財保護課の職員が玉島港や北前船を中心とした玉島地区の歴史についても紹介しました。
次回の歴史勉強会は、10月29日に「玉島の塩田」をテーマに行われます。