倉敷市にあるあさひ幼稚園の園児に南極の世界を知ってもらおうと元南極観測隊のメンバーを招いた講座「南極クラス」が開かれました。
倉敷市東塚にあるあさひ幼稚園を訪れたのは、過去3度、南極にある観測基地の設営や維持管理のため南極にわたった経験を持つミサワホーム総合研究所の堀川秀昭さんです。
講座には年長組の約120人が参加し、南極の環境や住んでいる動物などの話を聞きました。
堀川さんは南極大陸では寒さでシャボン玉がすぐに凍ってしまうことやオーロラやペンギンを見ることができるというエピソードを映像を交えて披露し、子どもたちは目を丸くして聞き入っていました。
講座では他にも風速60メートルにもなる猛吹雪・ブリザードの疑似体験や、南極で着用される防寒具の試着体験などが行われ、子どもたちは未知の世界に興味津々な様子で体験していました。
この講座は、子どもたちに未知の世界を知ってもらい、地球環境について考えるきっかけにしてもらおうと2011年から全国の小中学校などで開かれていて、岡山県内の幼稚園で開かれるのは今回が初めてということです。
南極クラスは来月、倉敷南中学校でも開催される予定です。