今月14日の「鉄道の日」に合わせて、水島臨海鉄道で記念イベントが開かれました。
普段は入ることができない倉敷貨物ターミナル駅に県内外から多くの鉄道ファンや親子連れが訪れました。
「鉄道の日記念フェスタ」は、水島臨海鉄道が2014年から行っているものです。
今年初めて登場したのは、JR貨物が所有するスケルトンタイプのコンテナ。
これは訓練に使われるもので、貨物輸送の時に荷崩れなどが起きないか確認できるよう、通常のコンテナを改造してアクリル板の窓が設置されています。
全国に10個ほどしかなく、訪れた人は中に入ったり写真を撮ったりして思い出に残していました。
そのほか、可愛らしいイルカが描かれたJFEスチールのオリジナルコンテナや、現存する車両が減ってきている貨物機関車・DE10形の展示も人気を集めました。
また、今年1月から臨鉄で運行されている三菱ガス化学の脱酸素剤をデザインしたラッピング列車の鉄カードが初めて一般向けに配られました。
そのほかにも鉄道を満喫できる催しが盛りだくさんです。
旧国鉄車両・キハ205の乗車体験や水島臨海鉄道の社長を務める伊東香織倉敷市長による鉄道印のサイン会、使われなくなった車両の部品の販売など鉄道ファンや子どもたちの心をくすぐったようです。
また、沿線の倉敷中央高校から吹奏楽部と書道部の生徒も参加し、パフォーマンスでイベントを盛り上げました。