倉敷市は、11月補正予算案を発表しました。
一般会計では子ども医療費の増額分や小中学校の教師が使うデジタル教科書の購入費用などを計上しています。
一般会計の補正額5億400万円の6割を占めるのが、子ども医療費助成の予算です。
マイコプラズマ肺炎の流行などで医療機関の受診件数が当初の見込みを上回ることから、今回3億400万円を増額します。
倉敷市は去年7月から中学生の通院分も無料になったため、今年度の総額は前の年に比べおよそ1割増えることになります。
子ども医療費について、倉敷市は政令市を除いて唯一、岡山県からの補助割合が低くなっています。
補正予算では、小中学校の教師用デジタル教科書を購入する予算に1700万円、消防団員の活動服300着を新しくするための費用500万円を盛り込んでいます。
また、市役所の隣に中央図書館などが入る複合施設を建設するプロジェクトにも予算が付いています。
今回は、事業全体の管理を行うコンストラクション・マネジメント業務を民間に委託するための費用として、1億3800万円の債務負担行為を設定しています。
11月補正予算案は今月25日開会の定例市議会に提案されます。