華道家元 池坊備南支部の生け花展が、倉敷市のまびふれあい公園で開かれました。
まびふれあい公園の多目的室には、池坊備南支部の会員43人が手掛けた作品が並びました。
倉敷市や高梁市などに住む10代から80代までの会員が所属する備南支部は、2年に1回作品展を開いています。
今回は、真備町から全国の被災地などへ生け花を通じて平和を願おうとテーマを「復興の町 花を添え 平和を祈る」として開催しました。
複数の草花で自然の風景を表す立花、定まった型のない自由花などそれぞれが様式を選び表現します。
青年部に所属する3人は、個人の作品に加え、クリスマスを題材にした合作を出展しました。
幅1メートル30センチ、高さは2メートルほどで、ユリはろうそく、カスミソウは雪をイメージして制作しました。
こちらは、新年をテーマに花器とタペストリーを組み合わせた作品です。
尾本清保さんは、南天や松などの正月らしい植物に華やかなグロリオーサを合わせ、日の出を表現しました。
そのほか、千両やスイセンを取り入れた作品も並び、冬の訪れを感じることができます。
あわせて、会員たちの子どもや孫が手掛けた作品10点も並び、会場を彩りました。