総社市のまちかど郷土館で市民から譲り受けた雛飾りの展示が始まっています。
明治時代から残る洋風建築に和の雛飾りが調和します。
総社市のまちかど郷土館では市民から譲り受けた雛飾りの展示を毎年行っています。
中央に並ぶ段飾りのほかにもだるまの形をしたものや木目込みで作られたものなど8基の雛飾りが展示されています。
この中で最も古いのが大正時代に関西で購入されたこちらの雛飾り。
現在、正面から見て右側に女雛、左側に男雛を飾ることが多いですがこちらでは、都での古来の考えで今とは配置が反対になっています。
また、五人囃子が持つのも昭和に作られたものは和楽器ですがこちらで持っているのは、雅楽のもの。
また、昭和30年代ごろまで主流だったとされる立派な御殿雛や昭和後期に購入された7段の立派な段飾りまで時代によって変わりながらも各家庭で大事に受け継がれてきた雛飾り達を楽しむことができます。
まちかど郷土館での雛飾りの展示は4月3日まで行われています。
また、今月14日からは総社幼稚園の子どもたちによる手作りの雛人形が館内に並ぶほか総社駅や駅前観光案内所にも展示されます。