玉野市教育委員会は、学校再編に向けた計画を策定、公表したのにともない、地元住民への説明会をスタートさせました。
まずは、再来年4月の統合を計画する宇野・玉・日比中学区の保護者を対象に実施します。
説明会初日は、日比小学校の保護者15人が出席しました。
玉野市教育委員会の職員が、統合の目的や今後のスケジュールについて説明しました。
教育委員会では今年4月、小学校を13校から6校に、中学校を7校から3校に再編することを盛り込んだ公立小中学校の適正規模適正配置計画を公表しました。
このうち宇野中、玉中、日比中3校の統合は、再来年の2027年4月を目標に掲げています。
このうち日比中はすでに1学年1学級で、10年後に生徒数が半分に減る見込みです。
また玉中は、今年度から1学年1学級になり、今後も小規模化が進む見込みです。
玉、日比の2校を宇野中に統合することで、クラス替えが可能になり、部活動の選択肢も広がるなど、教育環境が変わります。
今年度中に、教職員、地域住民、保護者など50人以内で構成する再編準備委員会を設置し、学校の名前や制服など新しい学校の概要を決める計画です。
この日の説明会で保護者から質問が相次いだのが通学方法です。
教育委員会は、新しい学校から半径6km以上のエリアはバス通学とする目安を立てています。
日比小学校区は5kmほど離れていますがバス通学の対象外で、徒歩または自転車での通学となる見通しです。
保護者向け説明会は4月中に玉、日比学区の小中学校で行われます。
教育委員会では今後、保護者などの理解を得たうえで、再編準備委員会を設立する考えです。