瀬戸内国際芸術祭の会場の1つとなっている玉野市の宇野港で今月19日、オープニングイベントが行われました。
開幕宣言イベントは、玉野市内にある3つの高校の生徒による開幕宣言で始まりました。
今月18日に開幕した現代アートの祭典 瀬戸内国際芸術祭。
17ある展示エリアの1つ玉野市の宇野港周辺には新作6点を含む12作品が展示されます。
「人間とテクノロジーの競奏」と題して行われた宇野港エリアのオープニングでは岡山市出身で最先端の電子楽器を使ったパフォーマンスを行う薮井佑介さんの演奏が行われました。
薮井さんが使用するのは押し込んだり、スライドしたりすることで様々な表現ができる5次元キーボードや「AR=拡張現実」の技術を使った楽器です。
この技術を使えば何もない空間に手をかざし、音を奏でることもできます。
イベントでは、玉野市に伝わる常山女軍の歴史をテーマにしたオリジナル曲が披露されました。
そして、力強い太鼓の音色とともに演奏するのは玉野市の地踊り「正調かっからか」です。
保存会とのコラボ演奏中、ステージに柴田義朗市長が登場しました。
柴田市長の合図に合わせ保存会や高校生など踊り子たちがサプライズで登場。
観客も参加し輪になって演奏を楽しみました。
瀬戸内国際芸術祭の春会期は来月25日(日)までです。