岡山県の天然記念物「阿知の藤」の保護や発信を行う倉敷市内の団体が、藤の花を愛でる会を開きました。
倉敷の総鎮守・阿智神社に自生する「阿知の藤」は、樹齢300年から500年と推定され、県の天然記念物に指定されています。
老衰などの理由で30年ほど前から木が弱っていましたが、様々な団体が保護に向けた活動を行い、2020年に樹勢が回復、現在は美しい花を咲かせています。
倉敷商工会議所などからなる藤の花プロジェクト実行委員会は、2017年に発足し、阿知の藤の保護活動や商品開発を通じた発信に取り組んできました。
毎年4月30日の「倉敷藤の花祈念日」に合わせて花を愛でる会を開いていて、メンバーや活動を支援してくれた人と見ごろになった花を楽しみました。
また、阿智神社が主催する藤見の会も開かれました。
この会は29日(火)にも午前10時から午後3時まで行われ、花とともに古典音楽などの演奏会やお茶席を楽しむことができます。
なお、阿智神社によると阿知の藤の見ごろは、今月いっぱいとなる予想です。