繊維製品の染色や裁縫を学んでいる倉敷工業高校テキスタイル工学科の生徒がヒツジの毛刈りを体験しました。
羊の毛刈りを体験したのは倉敷工業高校テキスタイル工学科の2年生40人です。
この取り組みは、毛刈り、染色、糸紡ぎ、織りの加工の工程を生徒たちが全て担うことで、ものづくりの楽しさ、命の大切さを学んでもらうため2007年から行われています。
生徒は職員から説明を受けながらバリカンを当てていきました。
使われているのは動物専用のバリカンで、刃が鋭いため、生徒は肌と平行に刃を当て、皮膚を傷つけないよう慎重に毛を刈り取っていきました。
この日は、顔と手足が黒いサフォーク種の2頭、9歳を迎えたモジャ君と8歳のマックス君から合わせておよそ6キロの羊毛を刈り取りました。
夏を前に毛刈りをすることによってヒツジたちの熱中症対策にもなるということです。
今回刈り取った羊毛はひざ掛けの材料となり、地域の高齢者施設に寄贈されるということです。