19日(木)、玉野市の三菱重工マリタイムシステムズで製造が進められていた海上自衛隊の新型護衛艦「ゆうべつ」が完成し引渡式が行われました。
新型護衛艦「ゆうべつ」は最新鋭のステルス性能を持つ「もがみ型護衛艦」の8隻目として2022年から製造が進められていました。
全長133m、基準排水量3900トンで、費用は長崎県で建設中の同じ型の護衛艦と合わせて947億円です。
機雷を除去したり捜索したりする機能を備えているほか、近海の警戒・監視だけでなく多様な任務への活用が期待されます。
19日(木)、三菱重工マリタイムシステムズの玉野本社工場で関係者など約150人が参加し、引渡式が行われました。
式では防衛省と三菱重工が引渡書と受領書を取り交わした後、「ゆうべつ」に自衛艦の旗が掲げられました。
護衛艦「ゆうべつ」の河野大輔艦長が意気込みを語り、「ゆうべつ」は配属される青森県むつ市の海上自衛隊大湊基地にむけて出港しました。
「ゆうべつ」は今後、就役に伴う訓練が行われたのち、海域での警戒や監視の業務を行います。