倉敷市の児島市民交流センターで写経仏画とパッチワークの展示が開かれています。
会場には倉敷市児島唐琴で写経仏画とパッチワークを教える藤田祐子さんとその生徒の作品およそ300点が並びます。
写経仏画教室からは5人の生徒が作品を提出しました。
般若心経や観音経を2ミリから5ミリの大きさで書き観音菩薩や来年の干支「午」を描いています。
山﨑裕亮さんは病気の母親の健康を願って20年以上前から写経仏画を始めこれまでに何枚もの作品を描きあげてきました。
今回の作品展では藍染めの布に刺し子で般若心経276文字を縫いあげました。
糸がほどけてしまわないように文字の一画につき1本の糸で縫って留める手間のかかる作業を行い半年間かけて製作しました。
パッチワーク教室からは30人が参加しました。
色むらがある布と太く黒いラインが特徴的なステンドグラスキルトや幾何学模様をベースに海の生き物などを縫い付けるハワイアンキルトなど繊細な作品が展示されています。
こちらは仁科昌子さんの作品です。
病気の後遺症で利き手に麻痺を患いながらも1年半前からパッチワークを始めました。
初めは針に糸を通すのも難しかったそうですが、藤田さんと共に制作を続け現在はひとりで作品が作れるようになりました。
自分の力だけで作品を作り上げたり展示で作品を見てもらうことが日々の活力になっているそうです。
写経仏画とパッチワークの展示は児島市民交流センターで11月3日(月)まで開かれています。




