地域の防災力を高めようと総社市の山田地区でAIやドローンなど最新技術を取り入れた防災教室が開かれました。
防災教室はそうじゃ防災士の会が開いたもので地区住民など33人が参加しました。
教室ではそうじゃ防災士の会の小原信吾さんが、災害発生時に役立つAI(人工知能)やドローンの活用について分かりやすく紹介しました。
AIは過去の災害や気象データを分析し、土砂災害や浸水の危険性を予測する技術として防災の現場で活用が進んでいます。
参加者はAIを使って災害リスクを分析することや最適な避難経路を見つけるなど早めの避難につなげる重要性を学んでいました。
続いて行われたのがドローンの体験です。
ドローンは災害発生時に上空から被害状況を確認できるほか、人が近づけない場所の調査や行方不明の捜索などにも活用されています。
現在、250世帯およそ800人が暮らす山田地区では、災害発生時に安全な場所から迅速に家屋の被害状況を把握するためドローンの導入を検討しています。
参加者は、実際にドローンを操縦したりカメラで撮影した映像をモニターで見たりしてその性能に見入っていました。
山田地区自治会ではこうした体験を通じて災害時に地域で助け合う意識を高めたいとしています。




