倉敷市内の障がいのある児童生徒が手がけた絵画や工芸品などを発表する「倉敷っ子なかよし作品展」が、倉敷市立美術館で始まりました。
この作品展は、特別支援教育の理解を深めようと、「倉敷市よい子いっぱい基金」の助成を受けて、毎年開催しています。開会式では、玉島北中学校3年生の大島信之くんが「ほかの学校の友達のすばらしい作品を見て楽しんでください」とあいさつ。くす玉を割って、開幕を祝いました。会場には、小中学校83校の特別支援学級と、倉敷支援学校に通う児童生徒1226人が創作した、絵画、彫刻、版画、習字、工作など、2811点を展示しています。こちらは、第四福田小学校の作品です。「わいわいまつり」と名づけ、串焼きや金魚すくいなどの屋台を、紙や粘土などで、にぎわいとともに再現しています。こちらは、倉敷第一中学校のちぎり絵です。12人の生徒がそれぞれテーマを決め、時間をかけて創作しました。倉敷支援学校高等部の生徒は、切り絵を作り上げました。美観地区の街並みや港の船などを繊細に表現しています。このほか、ピンボールや魚釣りなどのゲームができる作品もあり、子どもたちは、うれしそうに遊んでいました。




