ホテルや商業施設などが入居していたJR倉敷駅ビルで、きょうから建物の解体工事が始まりました。およそ2年かけて建物の3階から8階までを取り壊します。
JR倉敷駅ビルは、昭和58年に建設され、ホテル倉敷、ショッピングセンター「ルブラン」が入居していました。しかし、倉敷チボリ公園の閉園にともない経営状況が悪化。平成22年12月末までにホテルとショッピングセンターが閉店しました。ビルは3階から8階まで解体し、2階の南北連絡通路と、倉敷駅の改札口はそのまま残します。今日(1日)から建物内部の解体や電気機械設備の撤去に着手。資機材の搬入などが行われています。7月ごろからは、建物の外観をシートで被い、およそ1年かけて、8階部分から下の階に向かって解体していきます。工事完了は平成27年3月末を予定していて、工事後のビルの延べ床面積は、現在の3分の1となる6000㎡になる見込みです。JR西日本岡山支社によると、工事中も、列車の運行や連絡通路の通行に支障はなく、安全や景観に配慮しながら慎重に工事を進めるということです。




