去年7月の西日本豪雨の被災地で使われたブルーシートを再利用するプロジェクトが総社市などの被災地で進んでいます。
県立総社高校では、生徒たちがブルーシートでコサージュを作りました。
こちらが、ブルーシートでできたコサージュです。
材料となったブルーシートは、被災地・総社市下原の民家や真備町の決壊した堤防で使われていたものです。
コサージュ作りには、総社高校の1、2年生の有志およそ60人が参加しました。
この取り組みは、総社市の社会福祉法人「雪舟福祉会」が企画したもので、役目を終えたブルーシートを材料に、トートバックやコサージュを作り、販売収益を全額被災地の倉敷市と総社市に寄付します。
この計画を知った総社高校の生徒が復興支援に協力したいと同級生らに参加を呼び掛けたことで開かれました。
参加した生徒たちは、長さ35cm、幅5cmと長さ25cm、幅3cmの2種類の長さに切ったブルーシートにそれぞれ針金をつけ、蛇腹に折って花の形に整えていきました。「このコサージュを身につけることで、災害への意識を持ち続けてほしい」。生徒たちは、思いを込めてコサージュ作りに励みました。
今回制作されたおよそ100個のコサージュは、予約で完売となっている500個のバックとセットで販売されます。残りの400個は、倉敷中央高校と倉敷翠松高校の生徒が作ります。