おととしの豪雨災害で甚大な被害が発生した高梁川と小田川の水害を想定した防災訓練がSNSのLINEアプリを試験的に使って行われました。
国が県・市と連携して行った防災訓練は今回が初めてです。
訓練に使われるのはSNSのLINEアプリ。
住民が現在地の状況を画像付きで報告することで避難ルートなどの情報をすぐに共有できます。
このアプリの活用は救助要請につながるものではありません。
本番と同様に高齢者等が避難を開始する警戒レベル3の段階で国・県・市の職員が真備地区に集まって災害対策にあたります。
訓練は、梅雨前線による大雨を想定して行われ、時間になると住民から次々に報告が寄せられました。
職員はどのエリアで浸水や川が堤防を越水しているのか、地図に書き込みながらパトロール隊へ指示を出すなどしていました。
今回の訓練で冠水や越水など被害の種類の区分や更新ボタンの簡略化が必要などの課題点がまとめられました。
またLINEの「真備情報@行政」というアカウントで今回の訓練に関する住民アンケートを実施しています。
高梁川・小田川の合流点付け替え事業が行われる2023年までは国・県・市が連携してこのアプリを試験的に運用していく考えです。