文化の向上や発展に貢献した人へ贈られる倉敷市文化連盟賞の贈呈式が倉敷市役所で行われました。
倉敷市文化連盟賞は倉敷市玉島で短歌の指導を行う下村としさんと国の重要無形民俗文化財に指定されている備中神楽の保存振興会会長を務める倉敷市粒浦の藤原肇さんへ贈られました。
下村さんは歴史的仮名遣いを用いて短歌を詠みあげる龍短歌会に所属し、玉島龍短歌会の発足と短歌の指導・普及を行ってきました。
歴史的仮名遣いを用いた短歌は現在詠む人が少なくなっていてその継承を行ってきたことが受賞につながりました。
また、藤原肇さんは備中神楽の保存・振興活動の中で源平藤戸合戦がテーマの創作舞台を立ち上げてきたほか国際交流親善大使としてアメリカやオーストラリアなどで公演を行ってきました。
また、将来の活躍が期待される個人・団体に贈られる文化連盟奨励賞には酒津焼兜山窯の三代目岡本達弥さんと合唱団「歌声サークルさつき」を結成し地域の人と音楽を通じた交流を行うピアニストの橋本里香さんが選ばれました。
倉敷市文化連盟賞は今回受賞した2人を含め107人が受賞しています。