西日本豪雨災害からまもなく3年になるのを前に倉敷市真備町では、子どもたちが運営する自主防災組織が立ち上がりました。
子ども自主防災組織は子どもたちの自由な発想やその動きを家族が知ることで地域全体の防災意識向上に繋げたいと真備町の薗地区まちづくり推進協議会が考えたものです。
真備東中学校2年の津嶋 空ノ助さんと長吉 咲楽さんの2人が中心となって動くことになりました。
真備町内には、476の町内会やコミュニティがありますが、そのうち自主防災組織があるのは10%に満たない41団体です。(令和3年4月1日現在)
薗地区まちづくり推進協議会が実施した住民アンケートでは、およそ8割の人が自主防災組織が必要だと回答。
薗地区は自主防災組織があるものの、地域内で学区が分かれていることや被災して生活が落ち着いていないことなどから活動が進められずにいました。
そこで、以前から子どもたちの目線での意見を聞いてみたいと考えていた会長の中山 悍慈さんなどが子ども自主防災組織を計画しました。
早速、大人たちが小学校高学年に向けた防災イベントが実施できないかと話をすると2人は…
会長の中山悍慈さんは子どもたちの柔軟なアイディアが未来のまちづくりに繋がると考えています。
西日本豪雨災害からまもなく3年が過ぎようとしています。
災害を風化させず、逃げ遅れゼロをめざした取り組みが未来を担う子どもたちに託されています。