木材や漆を使った作品の展示会が倉敷美観地区の工房イクコで開かれています。
会場には、県内外の木工家や漆芸家7人が制作したおよそ60点の作品が展示されています。
この作品展は、長年使う中で変化を楽しめる木や漆の作品を手に取るきっかけにしてもらおうと工房イクコが企画しました。
こちらは、倉敷市児島出身の木工家・髙月国光さんの作品です。
岡山県で育った黒柿の木を使い、切り出す部分で異なる模様や色の違いを楽しむことが出来ます。
富山県の漆芸家・村田佳彦さんが制作したオブジェは、漆を何層にも重ねた艶のある質感と洗練されたシルエットによって、どの角度から見ても美しい仕上がりとなっています。
そのほか、白漆を使った食器や、木と麻布を組み合わせたものなど自然素材を活かした作品が並びます。
「森からの調べ展ー木と漆のかたちー」は、今月26日(日)まで工房イクコで開かれています。