多額の現金が動く冬のボーナスシーズンに備え金融機関で強盗を想定した訓練が行われました。
訓練はゆうちょ銀行倉敷店に2人組の男が押し入り職員を人質に取ったのち現金400万円を奪って逃走するという想定で行われました。
訓練では、窓口業務にあたる職員が警察が来るまでの時間を稼ぎながら犯人の特徴を記録するなど冷静に対応していました。
その後、駆け付けた警察官に犯人の特徴を伝えたり防犯カメラの映像を見たりしたりしながらいざという時の対応について確認していました。
訓練後の講評では犯人の足跡や指紋を消さないように犯行現場を新聞紙で覆っていたことや犯人の特徴を忘れないために体格や髪形などを記録するチェックシートを活用していたことが良かった点として挙げられました。
岡山県内では、平成26年以降金融機関を狙った強盗事件は発生していませんが倉敷警察署では防犯訓練を行うことで金融機関職員の防犯意識向上を呼びかけています。
ゆうちょ銀行倉敷店では3カ月に1度強盗事件に対応するための研修を行っています。