KCTコミちゃん（倉敷ケーブルテレビ）

倉敷商業高校の生徒が税と選挙について学ぶ出前授業を受けました。

税と選挙について学ぶ授業は中国税理士会や岡山県選挙管理委員会から講師を招いて行われ、倉敷商業高校の３年生およそ３２０人が参加しました。
まず税に関する講義では所得税や消費税の特徴や、日本の税金がどのように公共サービスや教育に使われているのかなどについて説明されました。
これを踏まえ、生徒たちは、国の発展や自分たちの生活に大きく関わる税金の使い方を「予算」として決めている、議員などの候補者を選ぶ、選挙についても学びました。
模擬投票ではそれぞれ目指す政策の違う３人の候補者に投票します。
生徒たちは実際と同じ形式の投票所入場券を持ち、投票用紙へ自分の意見に近いと思った候補者の名前を記入して投票していました。
開票作業も生徒たちが進め、候補者別に投票用紙を分けたあと、自動で投票用紙の枚数を数えてくれる機械に入れて票を数えていました。
模擬投票の結果、投票総数３０２票、有効投票数２９９票、無効投票数が３票で増税はせず、国の借金の返済を進め未来への負担の先送りを解消することを主張した候補が２０３票を獲得し最多得票になりました。
この税と選挙についての授業は選挙権年齢が満１８歳に引き下げられたことを受け、高校生に、選挙についてもっと身近に感じてもらおうという目的で行われています。
また、「名字だけ書かれていて名前の判別ができない票は誰の得票になるか」といった、選挙に関するクイズも行われ生徒たちはさらに理解を深めていました。
倉敷商業高校では来年度以降も引き続き税と選挙についての出前授業を行っていくということです。