総社市の会社が開発した小型電気自動車をご紹介します。環境に優しいだけでなく、見た目もカッコイイんです。
真っ赤なスポーツカー?…のようですが何かが違います。
よく見るとタイヤは3輪、シートベルトもしていません。
車体は全長2.5メートル、幅1.3メートルと小型のスポーツEV「eFalcon」です。
電動側車付き二輪自動車という種類で、タイの三輪タクシー「トゥクトゥク」なども電動ではないですが同じタイプを指します。
普通自動車の免許証で運転することができて、車検やヘルメットは必要ないといったまさにバイクと車の良いトコどりをした車です。
この車は総社市の機械メーカーコアテックが開発し、去年の年末にナンバープレートを取得しました。
ナンバープレートを取得するにはさまざまな基準をクリアしなければいけません。
こちらは最初に製造された車です。サイズが大きすぎていて、シートベルトもついています。
さらに運転手の全身が見えている必要があります。
何度も改良を重ね現在の形にたどり着くまでにおよそ5年かかりました。
最高時速80km、航続距離280km、充電時間は5~6時間のスポーツ電気自動車。肝心な乗り心地と操作はどうなのでしょう。会社では社員の試乗体験会が開かれていました。
社員からの要望や改善点を生かしていくということです。
普通自動車免許を持っている私も運転させてもらいました。
身長158センチなのですがピッタリのサイズ感でした。
初めての左ハンドルにドキドキです。
さすが電気自動車、ほとんど音がしません。
コアテックは、現在500万円ほどと設定している販売価格を軽自動車と同じぐらいまで下げたい考えです。
ほかにもガソリンスタンドなどにある充電ステーションで充電できるプラグにするなど、課題が残っています。
今後1~2年かけて公道でのテスト走行を実施し、その後販売を予定しています。