去年10月まで4期16年玉野市のかじ取り役を務めた黒田晋前玉野市長が、国政への進出に挑戦することを表明しました。
去年10月の退任から3ヵ月。
再び動き出した前玉野市長の黒田晋さんです。
岡山県庁で会見を開き、抱負を語りました。
黒田さんは玉野市出身の58歳。
衆議院議員の秘書を8年勤めた後、玉野市議会議員となり、3期目の途中で玉野市長選挙に出馬し当選。
当時県内最年少の市長となりました。
任期中は、底をついていた市の貯金を16年間で50億円まで回復させるなど行財政改革を推進。
宇高航路存続問題をはじめ、市の課題にも取り組んでいきました。
黒田さんは市長としての経験を踏まえ、「地方分権や地方創生と言われているが、十分進んでいない」と主張。
教育や医療、公共交通といった地方の課題解決を、国会議員として支えたいという思いを表明しました。
岡山県内では直近で、元岡山市長の萩原誠司さんが国政に転身した例がありますが、玉野市長経験者が国会議員になった例はありません。