倉敷を中心にガラス工芸や焼き物などを制作する5人の作家による作品展が天満屋倉敷店で開かれています。
会場には酒津焼や備前焼、ガラス工芸、銀粘土など作家たちの個性が光る作品およそ280点が並びました。
この作品展は倉敷で活躍する作家グループ「くらしき匠の会」に所属する5人が集まり開催しました。
倉敷を代表する焼き物酒津焼の岡本和明さんは日常使いのできる温かみのある作品を出展しています。
最近はマグカップが人気で、手の形に添う持ちやすい形になっています。
「海鼠釉」という釉薬を使ったこちらの大皿。
深い青と波のような模様が重厚感を感じさせます。
山下 今朝吾さんは備前焼の可能性を広げたいと30年前からランプシェードなど明かりのオブジェを制作しています。
女性のスカートに月の模様を描いた作品は、繊細な影が美しく浮かび上がっています。
備前焼作家の谷𠮷孝之さんの作品は鎧のような模様と作品の柔らかな曲線が特徴です。
こちらの花入れは餌をついばむ可愛らしい雛をイメージしました。
その他、ガラス工芸作家張慶南さん、七宝や銀粘土の作品をつくる丸山昌子さんの作品が並びました。
「くらしき手仕事の仲間たち展」は天満屋倉敷店で今月30日(月)まで開かれています。