極早生品種の露地桃「はなよめ」の出荷が、倉敷市浅原地区で始まりました。
あたまが赤く色づいたやや小ぶりの桃。
岡山県内で最も早く収穫の時期を迎えるのが「はなよめ」です。
浅原園芸組合の室山翔太郎さんの6アールの畑では、けさ(10日)から収穫作業が始まりました。
今年は春先に気温の高い日が続き、雨が少なかったため、糖度が高く、多くの実が生っています。
室山さんは、1つ1つ大きさや熟れ具合を確かめながら、桃を収穫していきました。
浅原園芸組合には、50軒の桃農家があり、「はなよめ」を栽培しているのは、10軒です。
収穫が他の品種の袋掛けの時期と重なるため、県内の桃の生産量のうち1パーセントほどと少なくなっています。
初出荷のきょうは、玉島北、鴨方の産地と合わせて約350キロ が市場へ送られました。
「はなよめ」の収穫は1週間ほど続き、岡山市や倉敷市、広島県福山市の市場に出荷されます。