備中エリアの市長・町長と岡山県知事が、新型コロナやまちづくりなど地域の課題について意見交換する会議を開きました。
倉敷市、早島町など備中エリア10の市と町のトップが意見を述べ、伊原木隆太知事をはじめ県の幹部が答えます。
会議の前半では、新型コロナ対策と今後の社会経済をテーマに意見を交わしました。
倉敷市の伊東香織市長は、先行きの医療ひっ迫を懸念しました。
2024年度から患者と向き合う医者も労働時間が制限されることに触れ、県に対策と方針を今のうちに出すよう迫りました。
伊原木知事は理解を示し、「恐れていることが極力起きないよう対応したい」と述べました。
他の市長・町長からは、幅広い業種への支援拡大や、不足する抗原検査キットの補充支援を求める声などがあがりました。
後半では、まちづくりなど自治体ごとの課題を議論しました。
伊東倉敷市長は、県と市が連携して行うことになっている鉄道の高架化にも触れ、まちづくりの方向性が住民に見えるよう要望しました。
これに対し県の担当者は、「さまざまな検討をしっかりさせていただいているところ」と述べるにとどまり、伊原木知事も多くを語りませんでした。
この会議は毎年、県内3つのエリアで開かれていて、きょう(4日)は、玉野市など備前エリアの市長・町長が知事と意見交換しました。