3年ぶりに行動制限がないお盆休みを迎えますが、岡山県では感染拡大が止まらず、先週5日には「BA.5対策強化宣言」が出されました。
お盆の間に気をつけたいポイントをまとめました。
岡山県は8月5日、新型コロナの対策本部会議を開き、確保病床使用率の急激な上昇を受け、8月末までを「BA.5対策強化期間」と定めました。
確保病床使用率をみると、およそ1ヵ月前は一桁台でしたが、8月2日までに50%を超えました。
先週5日に病床を30床増やしましたが、今週に入りおよそ60%となっています。
確保病床使用率の推移
7月5日=9.7%/12日=12.6%19日=22.0%/26日38.3%8月2日=53.8%/9日=59.9%
また、亡くなった患者は、5月は7人、6月は4人、7月は7人でしたが、8月は10日までに28人と、急激に増えています。
これを受け岡山県は、国の新型コロナ対策措置法に基づき、「お年寄りの命を守る」という視点でいくつかの協力を求めています。
■高齢者や基礎疾患があるなど重症化リスクの高い人、そして日常的にそのような人と接する人は、混雑した場所を訪れるなど感染リスクが高い行動は控える
■3密を避ける、屋外や人との間隔が十分ある場合を除き、マスクを着用する
■救急車や救急外来の利用は、本当に必要な時に限ること
また、会社などの事業者に対しては、従業員の食事は同じテーブルに4人以下とし、黙食を徹底することも要請しています。
そして、ワクチンの接種についても改めて呼びかけています。
岡山駅西口の岡山県医師会館では、お盆期間の11日から20日までの間毎日、夜の時間帯にワクチン接種を行います。
■お盆接種(県医師会館)
11日(木)~15日(月)18時~20時
16日(火)~20日(土)19時半~21時
※接種枠に空きがあれば予約なし接種可
また、お盆休みの時期に帰省や旅行、イベントに参加する人を対象にした無料の臨時検査も行っています。
場所は、岡山駅西口の岡山コンベンションセンター2階。
午前9時から午後5時半まで、予約なしで受け付けます。
抗原定性検査で、早ければ受付から30分ほどで結果の通知が受けられます。
身分証明書のほか、列車の切符、旅行の予約票、イベントチケットなど、活動内容や日付が分かるものが必要です。
なお、発熱などの症状がある人は検査を受けられません。