総社市が所蔵する美術作品を市内の小中学校などに展示する、「出張!学校美術館」の開館式が、総社小学校で行われました。
総社小学校には2点の墨彩画が出張しました。
河原でスケッチをしながら小さい虫たちのせわしない姿に焦点を当てた、真鍋修さんの「みつばちの羽音」に、夏に力強く咲き続けたヒマワリがだんだんと終わりの時を迎える、今の季節にマッチした中野俊子さんの墨彩画、「残夏」。
いずれも過去に総社市が開いていた墨彩画公募展の入選作品です。
総社市には現在、本格的な美術館がなく、市が所蔵するおよそ1300点の美術作品は、総社吉備路文化館などの施設に収蔵されています。
そこで、展示会など以外でも子どもたちが気軽に美術に触れる機会を作ろうと、一番身近な場所である学校などに作品の方が出向くという「出張!学校美術館」を企画しました。
今回は総社小学校をはじめとする4ヵ所に展示し、墨彩画のほか、肖像画や総社の風景画などテーマを変えて定期的に作品の入れ替えも行っていく予定です。
式のあと、他の児童たちも作品を一目見ようと続々と絵の前に集まり、興味津々で鑑賞していました。
作品は定期的に入れ替えを行い、来年7月まで展示されます。