倉敷市の天神窯が70周年を迎えたことを記念し天神窯で活動する3人の陶芸家の作品展が開かれています。
天神窯は昭和26年に故・岡本欣三さんが倉敷市羽島に築いたものです。
現在は欣三さんの長男の篤さん、次女の川上節子さん、篤さんの長男・和敏さんが創作活動を行っていて、開場には3人の作品およそ130点が一堂に並びました。
節子さんの作品はおだやかでやわらかい色合いが特徴です。
和敏さんの作品はすっきりとしたデザインのものが多く、1週間前に窯から出したばかりのこちらの作品は、新たな手法を取り入れ、波模様を施しています。
篤さんは玳玻盞天目の作品を中心に展示。
こちらの作品には、タケノコや成長した竹を描き、自身の作陶人生と重ねました。
三者三様の作品を通して、様々な釉を研究し焼き上げてきた70年の窯の歴史を感じることができます。
天神窯3人展は今月12日(月)まで 天満屋倉敷店で開かれています。