新しい倉敷商工会館の建設工事がすべて完了したのを受け、きょう(1日)竣工を祝う式典が行われました。
およそ100人の関係者を前に、倉敷商工会議所の井上峰一会頭が「真価が問われるのはこれから。
今後も経済、観光振興や中心市街地活性化などを着実に取り組んでいきたい」とあいさつしました。
伊東香織倉敷市長をはじめ、来賓9人の祝辞に続き、建物を設計した浦辺設計と、工事を担った藤木工務店などで作る共同企業体に感謝状が贈られました。
新しい倉敷商工会館は、鉄骨造り7階建て。
蔵の町・倉敷らしさを生かしたデザインで、天然の木を多く採用しています。
建物には14の省エネ技術を取り入れ、商工会議所としては全国で初めてZEB=ネット・ゼロ・エネルギー・ビル実証事業に採択されました。
また、防災面の機能にもこだわり、災害の時は一時避難所として活用できます。
建物の外には、倉敷市の木・クスノキや十月桜など緑に囲まれたオープンカフェがお目見え。地域に開かれた商工会館を
目指します。
式典に合わせ、建設に協力した団体の名前を刻んだ記念碑が除幕されたほか、三菱自動車工業水島製作所が製造する軽の電気自動車2台が倉敷商工会議所に寄贈されました。
2020年11月からおよそ2年かけて行われた工事が無事完了し、3代目の倉敷商工会館が、新たなまちづくりの拠点として勢いよく走り出しました。