西日本豪雨災害で甚大な被害を受けた倉敷市真備町で復興懇談会が開かれ、倉敷市などが復興状況などについて住民に報告しました。
真備地区復興懇談会には、真備町の住民や国、県、市の関係者が出席しました。
まず、伊東香織倉敷市長が、災害からの復旧・復興に向けた取り組み状況について説明しました。
小田川合流点付替え事業や末政川、高馬川、真谷川の堤防強化工事はおよそ7割完了していることや、小田川堤防の強化・拡幅が服部地区の一部を除いて今年3月に完了したことなど、ハード面の整備が予定通り進んでいると報告しました。
先月には建設型仮設住宅のすべての入居者が退去し、借上型仮設住宅で暮らす人も現在7世帯17人まで減少しています。
また、年内に工事に着手する復興防災公園について、設計を担う建築家の隈研吾さんが紹介しました。
平常時は防災教育や憩いの場として、災害時には避難所やヘリポートなどとして活用できることをはじめ、デザインのこだわりについても話しました
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報告の後は住民からの意見交換が行われ、内水氾濫に対する不安や災害後の空き家対応など様々な声が寄せられました。
復興懇談会は午前と午後の2回行われ、のべおよそ80人の住民が参加しました。




