倉敷工業高校の生徒が、デニムの加工体験の授業を通して岡山聾学校の生徒と交流しました。
倉敷工業高校を訪れたのは岡山聾学校の総合デザイン科の生徒5人です。
この授業は倉敷工業高校テキスタイル工学科の3年生がデニム加工の技術を伝えることで同じ分野を学ぶ生徒同士の交流を目的に行われました。
今回はバッグに使うデニム生地に2種類の加工を施します。
一つは、絞り染めの技法です。
生地に刺繍糸を巻き付けて角のような形を作った状態で漂白すると、青い花のような模様が浮き上がります。
もう一つは、デニムのしわを作る「ひげ加工」の技術です。
名前の入ったアクリル板を生地に重ねてヤスリをかけると、だんだんと文字が浮かび上がってきました。
生徒同士、協力しあいながら世界に一つだけのデニム生地が完成しました。
今回デニム加工を施した生地は、バッグにして聾学校の生徒へ贈られます。