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山陽ハイツ跡地整備事業 方針固まる

老朽化により2年前に閉館した倉敷市有城(ありき)にある山陽ハイツ跡地の今後の活用について倉敷市は整備方針をかためました。

防災機能を持たせた新たな公園として生まれ変わります。
山陽ハイツは1970年に雇用促進事業団(こようそくしん事業団)が勤労者のためのレクリエーション施設として倉敷市有城(ありき)の高台に整備した施設です。
イベントや研修、宿泊などができる本館や体育館、テニスコート,グラウンド,などがありました。
2005年に倉敷市が施設を譲り受けてからも修学旅行生の宿泊や市民の憩いの場所としての役割を担ってきました。
しかし,築50 年が過ぎ老朽化が進み2020年にすべての施設を閉館。
今後の施設のあり方について検討が行われていました。

先月倉敷市は山陽ハイツ跡地の整備についての方針を発表しました。
整備の基本方針は3つあります。
1つ目は「都市公園の整備」です。
イベントの開催や自然とふれあえる場所を整備し多くの世代が楽しめる公園を目指します。
2つ目は「防災・災害対応としての拠点」です。
地域住民の避難場所や大規模災害が発生した際には災害派遣車両の受け入れ、ボランティアの拠点として活用できる場所にします。
3つ目は「公共施設の複合化と民間活力の導入」です。
楽器演奏など文化活動の練習場所として使われてきた倉敷市文化交流会館が老朽化しているためその代わりとなる施設にします。また施設の整備や管理運営については民間の活力を入れ効率化を図ります。

具体的に公園は5つのゾーンに分けて構成されています。
それぞれの場所では災害時を想定した機能も持たせています。
公園入口周辺は「レクリエーションと交流のゾーン」として整備します。
現在の体育館がある場所には新たに2階建ての複合施設が建てられます。
文化交流会館で行われていたような文化活動ができる音楽練習室や研修室、キッズルームが整備され公園の管理事務所としても利用します。
災害時には医療・救援活動の拠点にもなる予定です。

複合施設の北側には野外ステージや・テラスを作り、マルシェやフリーマーケットなどができるイベント広場を整備します。
災害時に備え、太陽光発電による照明機器の設置やかまどベンチを導入し炊き出しもできるようにします。
災害時には災害ボランティの活動拠点として活用します。
現在の宿泊施設がある場所は遊びや多目的広場となります。
県内最大級の大型総合遊具や健康遊具などが整備されます。
ここには緊急用のヘリポートを作るほか断水に備えて貯水槽を設置します。
現在の遊歩道のゾーンでは四季を楽しめる樹木を新たに植え、歩道を整備しなおします。

中腹には車が駐車できるゾーンとして整備し一時的な避難生活をおくることができる場所にします。
地域住民が車で避難できるよう敷地全体で駐車できるスペースを確保していて最大で1000台の車を受け入れられる想定です。
また公園入口には学校給食共同調理場と防災備蓄倉庫も整備する予定で災害時には連携することもできます。
倉敷市では、2025年6月の運用開始を目指しています。

KCTニュース動画

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  • 放送日:2022/12/08(木)
  • 担当者:岡村 祐紀
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