旅行や帰省などで人の移動が多くなる年末年始を前に、海上保安部と運輸局が合同で、旅客船の安全点検を行いました。
この日は、水島海上保安部と中国運輸局岡山運輸支局水島海事事務所の職員8人が、児島観光港を発着する本島行きの小型旅客船を点検しました。
客室に備えられている救命胴衣や消火器の状態をチェックして、不測の事態に対応できるか確認しました。
また、船員名簿や運航状況を記録する航海日誌を点検したほか、船長への聞き取り調査も行いました。
このほか、船の前方にあるハッチのふたもきちんと閉まっているか確認しましたが、異常はありませんでした。
旅客船の事故は、今年瀬戸内海でこれまでに10件起きています。
笠岡から児島にかけての水島海上保安部管内では1件も起きていませんが、広島県では8月に乗客乗員16人を乗せた船が燃えて沈没する事故も起きています。
水島海上保安部では、今月10日から来年10日までを年末年始特別警戒期間として、旅客船の点検や事故防止の安全指導を強化していくということです。




