主に倉敷市内で活動する絵画や工芸、立体などの作家による倉敷美術展が、きょう(5日)から倉敷市立美術館で始まりました。
会場には日本画や洋画、彫刻、陶芸作品など99点が展示されています。
作品を展示しているのは倉敷美術協会に所属する109人の作家です。
この作品展では審査は行われず、作家たちが創作活動の成果を発表する場となっています。
また、異なるジャンルの作品が一堂に並ぶことで、作家同士で刺激し合い高め合う場にもなっているということです。
倉敷市羽島の陶芸家岡本 篤さんが出品した『たいひさん天目竹林皿』です。
べっ甲模様を意識したという皿の中に描かれた優しい雰囲気の竹林には、ゆったりとした時間を過ごしたいという岡本さんの願望を表しています。
こちらは、総社市在住の美術作家岡部 玄さんによる『裸の島』という立体作品です。
長年かけて集めた流木を使った岡部さん独自の表現には命や時間について考えてもらいたいという思いが込められているそうです。
このほかにも、地元作家による様々な作品が展示され、訪れた人は足を止めて見入っていました。
第66回倉敷美術展は、今月15日(日)まで倉敷市立美術館で開かれています。