今月6日、トルコやシリアを襲った大地震で合わせて8300人以上の死者が発生し、倒壊した建物は5700棟を超えるといいます。
日本でもいつ起こってもおかしくない大地震。
みなさんの住んでいるお家の備えはどうでしょうか?倉敷市の児島支所では耐震化について考える展示会が開かれています。
今後起こると予想されている南海トラフ巨大地震で倉敷市では震度6強の揺れが想定されています。
そこで備えのカギとなるのが建物の耐震補強です。
倉敷市では市内の木造建築物の耐震化率を2025年度末までに95%まで引き上げることを目標にしていますが2019年時点では85%となっています。
そこで耐震化への意識を高めようと耐震化についてのパネル展を開いています。
耐震化工事のポイントは基礎を補強する、金物で補強する、壁を補強するなどです。
例えば、このように補強されていない方の家と比べると壁に斜め方向の木材を入れて補強した家は揺れが大幅に抑えられていることが分かります。
しかし、耐震化を進める大きな壁がコスト面の問題です。
そこで倉敷市では一般的に地震に弱いとされている1981年5月以前に建てられた建物を対象に、耐震診断や工事の費用を一部負担する補助金制度を取り入れています。
例えば2階建て以下の木造住宅であれば100万~200万円の工事費用がかかるとされていますがその80%(上限100万円)を補助する制度を使って今年度は15件の耐震工事が行われました。
耐震化のススメ展は13日(月)まで児島支所1階の展示室で開かれています。
自宅の耐震化、大丈夫かなと思った方はぜひ倉敷市 建築指導課にお問い合わせください。
(086‐426-3501)