火災の未然防止を啓発しようと、玉野市内の高学年の児童から募集した防火作文の表彰式が行われました。
今年で53回目を数える防火作文は、玉野地区防火協会が冬休みに市内の4年生から6年生を対象に募集しているものです。
今年は65作品が集まり、審査の結果、16作品が入賞しました。
表彰式では、玉野地区防火協会の藤田 尚徳会長から受賞者へ表彰状とメダルが贈られました。
最優秀賞の金賞に選ばれたのは築港小5年の峰多麻季さんです。
火災発生の原因となりやすい電化製品のプラグとコンセントの隙間にたまるホコリなどの汚れを乾燥しやすい冬の時期に大掃除することで火事を未然に防ごうと呼びかけました。
玉野市内では去年1年間(令和4年)で20件の火災が発生していて、前の年よりも4件増えています。
火災の内わけは建物火災が10件と全体の半数を占めています。
玉野市消防本部では来月(3月)1日から始まる春の火災予防運動の重点目標を「住宅防火対策推進」としていて、住宅用火災報知器の設置の徹底などを呼びかけていきます。
なお、防火作文の優秀作品は来月(3月)1日から7日まで、ショッピングモール・メルカ2階で展示されます。