現在、国などがドローンによる物流の輸送に向けた実験が進められています。
そんな中、国土交通省による河川上空でのドローン物流の実験が総社市で行われました。
実験が行われたのは総社市富原と中原の間を流れる高梁川の河川敷です。
今回の実験では川を挟んでおよそ780メートル離れたポイント間をドローンが無事に荷物を運べるかを調査します。
実験に使われるのは縦1.9メートル横1.2メートルの大型ドローンで最大30キロの荷物を運ぶことができます。
今回は、米や水味噌や醤油といった食料品、およそ20キロが入った袋を運びます。
総社大橋のふもとの河川敷から飛び立ったドローンは時速5キロの速さで高梁川の上を飛んでいきます。
そして、4分20秒ほどでドローンは目的地に到着。
無事に780メートル離れた場所に荷物を届けることができました。
去年12月に改正されたドローンに関する法案で有人地帯での自動運転が可能となりドローンによる荷物の運搬への動きが進んできています。
今回、実験を行った国土交通省では全国18カ所の河川で同様の実験を行っていて今後、さらにドローンによる物流が活発化することが期待されます。
今後は、河川上空を飛行ルートとして使う際のルール作りの必要性や支援策を検討するほかさらに大きな荷物が運べるよう実験が行われていきます。