総社市の観光農園で、岡山県内外から集まった様々な蘭を楽しむ展示即売会が開かれています。
ピンクや紫、白、黄色などの可憐な花を咲かせる蘭。
農マル園芸吉備路農園では、育てやすく、花が長持ちする蘭を身近に感じてもらおうと毎年「おかやま春の蘭祭り」を開催しています。
今年は、県内外19の農園や個人が育てた約200種類の蘭が集まりました。
贈答用として人気な胡蝶蘭やシンビジウム、節のある長い茎が特徴のデンドロビウムなど定番のものから、岡山ではあまり手に入りにくいセロジネなど様々です。
洋蘭だけでなく、3、4センチほどの小さな花が可愛らしいセッコク、花も葉も楽しめる富貴蘭をはじめとした日本の伝統植物・和蘭も多く並びます。
市場の7割から8割の価格で鮮度の良い花が手に入るのは花の直売所ならでは。
多くの人が買い物に訪れ、手に取りながら花を選んでいました。
「おかやま春の蘭祭り」は、今月21日(火・祝)まで開催されています。
週末を中心にイベントも開かれ、12日(日)には千葉県の須和田園芸から江尻宗一さんを招き、蘭の種類や育て方などを学ぶ「蘭の楽しみ方講習会」が予定されています。
また、一般や生産者から寄せられた蘭の写真を展示し、気に入った一枚への投票を受け付けるフォトコンテストを17日(金)まで実施しています。