倉敷市西阿知町にこだわりの美術・工芸品を集めた展示施設「ブリーズ白川記念館」が、きょう(10日)オープンしました。
「ブリーズ白川記念館」は、倉敷市西阿知町西原の住宅街にあります。
季節の花が彩り、池の鯉が優雅に泳ぐ日本庭園が来館者を出迎えます。
ホテルのベッドメイクを手がける会社ブリーズと、会社を経営する白川勝久さん、智恵子さん夫妻が財団を設立し、3階建ての記念館をオープンさせました。
館内には、白川夫妻が長年集めたコレクションが飾られています。
1階には、愛媛県今治市出身の洋画家・野間仁根の作品が26点あります。
主に瀬戸内の風景を描いた油絵に、白川さんが若いころから魅了され、多く収集してきたそうです。
また、シャンデリアの下に並んでいるのは、フランスの高級ガラスメーカー「バカラ」のアンティークコレクションです。
職人の技術が光る細工に、ゴージャスな輝きを放つガラス製品は、テーブルランプや花瓶など、数にして100点以上あります。これだけの数を一堂に展示するのは、
国内でも珍しいそうです。
デンマークの高級食器「ロイヤル・コペンハーゲン」のコレクションもあります。
1年ごとに異なるデザインで発売されるイヤープレートは、1911年から2023年まで全部そろっています。
また、動物や縁起物など、全国各地から集められた土人形も紹介しています。
館内にはテーブルとイスを備えたスペースがあり、お茶やコーヒー、軽食の提供も順次行っていくそうです。
地域の憩いの場としてオープンした「ブリーズ白川記念館」。
毎週水曜・金曜・日曜の午前10時から鑑賞できます。
(入館料大人500円)