去年、倉敷市文化章を受章した建築家・楢村徹さんを講師に迎え倉敷市中庄地区のまちづくりについて考える講演会が開催されました。
倉敷北公民館で開催された講演会には、中庄地区の住民およそ50人が参加しました。
講師を務めたのは倉敷市出身の建築家楢村徹さんです。
美観地区周辺の古民家再生を中心に倉敷のまちづくりに多くの力を注いできた楢村さんは、倉敷市の伝統・文化の発展と地域活性化に貢献したとして去年、倉敷市文化章を受章しました。
倉敷市中心部出身の楢村さんですが40年前に中庄地区に移住して以来現在も中庄で生活しています。
講演会では、楢村さんのこれまで経験を交えながらまちづくりにおいてはひとつひとつ進めていくことそしてその土地の歴史を大切にする必要があると説明しました。
この講演会は、中庄地区でおよそ20年歴史の継承活動を行う「中庄の歴史を語り継ぐ会」が企画したものです。
会では、これまで中庄地区の歴史をまとめた書籍の出版や展示会など地区の歴史の研究とその継承活動を行ってきましたが人口が1万8000人を超えさらに増え続けている現在の中庄地区を変化させていく必要があると考え今回の講演会を開催しました。
「中庄の歴史を語り継ぐ会」では今後、まちづくりを推進していくグループを立ち上げ活動していく方針です。