総社市にある岡山県立大学が今年で開学30周年を迎え、記念式典が行われました。
このほど作られたキャンパスソングも披露され、今後の発展に気持ちを新たにしました。
式典には、学生や教職員などおよそ350人が出席しました。
沖陽子学長が式辞で、30周年を節目に新たな未来を切り開く決意を述べました。
岡山県の伊原木隆太知事や、総社市の片岡聡一市長などもお祝いに駆けつけ、今後の発展を祈りました。
岡山県立大学は、県立短期大学を前身に、1993年開学しました。
保健福祉、情報工学、デザインの3つの学部と大学院があり、これまで2万2000人がここで学び、社会人の道へ歩みました。
式典では、30周年を記念したプロジェクトを紹介しました。
今年9月の完成を目指す学生食堂のリニューアルで、地域住民も立ち寄れるスペースを設ける計画です。
デザインや設計を、在校生と卒業生が連携して行っています。
そして、学生が作詞作曲したキャンパスソング「鮮緑の風」を、生演奏で披露しました。
この日は、大学の研究成果を発表する「OPUフォーラム」も同時開催され、今回は30周年を記念したトークショーが企画されました。
芸術家で大学の名誉教授草間喆雄さん、短期大学部OGで、女優の安藤恵さんなど、卒業生、教員、在学生が、県立大の未来を見据えて語り合いました。
そして、屋外には、グルメコーナーが登場。
30周年を記念してキッチンカーのコーナーを初めて設けたほか、千屋牛やテンペなど、総社市と周辺のグルメを集めたブースも並びました。
中でも、栄養学科の学生によるコーナーは、この行列。
ほうれん草とチキン、サバの2種類を楽しめる「あいがけカレー」は、このボリュームで700円。
洋菓子店とコラボしたクッキーは、2種類のクリームをサンドするこだわりで、人気を集めました。
今年は屋外の飲食スペースも復活し、学生などが交流を深めました。