倉敷を拠点に活動する陶芸家14人の作品を一堂に集めたイベントが倉敷アイビースクエアで開かれています。
明治2年に窯を開き、倉敷に今も残る酒津焼をはじめ、歴史ある窯元の作品や、伝統的な焼物からヒントを得て現代風に発展させた作品など倉敷市で活動する14人の作家による個性豊かな作品がおよそ700点並びました。
このイベントは倉敷の陶芸家グループ「陶友会」が多くの人に焼き物の魅力や陶芸家の作品を知ってもらおうと毎年この時期に開いています。
こちらは天神窯・岡本篤さんの作品「玳玻盞天目花瓶」です。
黒と灰色の釉を掛け合わせて出した黄色いまだら模様が亀の甲羅のように見えるのが特徴です。
花瓶の表面のコントラストは宇宙を表現しています。
また、倉敷市華道連盟とコラボレーションした作品も展示しています。
陶芸家たちによる個性豊かな器と様々な流派の華道家たちが活けた花との饗宴が会場を彩ります。
作家本人による対面販売も行われ、訪れた人は作品のこだわりなどを聞きながらイベントを楽しんでいました。
くらしきの陶芸家大集合はあす28日(日)まで開かれています。