全日本アマチュア将棋名人戦の全国大会が、倉敷市で開幕し、地区予選を勝ち抜いた62人が熱戦を展開しました。
倉敷市出身の大山康晴十五世名人の生誕100周年を記念して開かれたアマチュア名人戦全国大会。
倉敷市を舞台にするのは26年ぶりです。
開会式では、主催する日本将棋連盟の井上慶太常務理事が、大山名人の名言を用いて、選手を激励しました。
かつて大山十五世名人と名勝負を繰り広げた谷川浩司十七世名人も。
全国大会には13歳から63歳までのアマチュア62人が選ばれました。
岡山県予選を優勝した倉敷市の会社員高山正樹さん37歳は、全国大会初挑戦です。
同じく倉敷市在住で県予選準優勝の高校2年生坂本蒼哉さん16歳も、初めて代表に選ばれました。
審判長の谷川十七世名人の合図で、一斉に対局が始まりました。
持ち時間40分のチェスクロック方式を採用。
使い切ると1手30秒以内で指すルールです。
予選は4人1グループで行い、上位2人が決勝トーナメントに進みます。
選手たちは、慎重かつ大胆に一手一手を繰り出すなど、熱のこもった対局が続きました。
なお、大会はあす3日まで続き、優勝者は、プロの公式戦、棋王戦予選への出場権を手にします。