玉野市に住む夫妻が、米寿、喜寿を迎えたことを記念して書や絵画などの作品展を開いています。
会場には、玉野市和田に住む河﨑さん夫妻の作品を中心におよそ80点が並びます。
この作品展は、夫・展忠さんが88歳の米寿、妻の由紀さんが77歳の喜寿を同じ時期に迎えたことを記念して開かれました。
展忠さんは、小学1年生から書道を始め、総社市を代表する書家の高木聖鶴の師でもある内田鶴雲の弟子として活動してきました。
県展に出品したこちらの書は、「義は我を正しくするに在り」=「自分自身を正しくするために道理は存在する」という意味を持ちます。
また、書だけでなく父から学んだという水彩画にも取り組み、周りには本などを読んで心に残った言葉が添えられています。
妻の由紀さんは50代になってから本格的に学び始めた油彩画を出品しました。
こちらの50号の静物画は、およそ20年前に県展に出したものです。
大きな作品には初挑戦でしたが、ビンやギターの質感にこだわり丁寧に描き上げました。
また、展忠さんの友人として、公民館の陶芸教室の講師を務める須藤茂幸さんの備前焼も合わせて展示されています。
河﨑さん夫妻の「記念展」は、今月10日(日)まで玉野市中央公民館ギャラリーで開かれています。