倉敷市は、老朽化が進む児島地区の公共施設の複合化を計画しています。
きょう、住民向けの説明会が開かれ施設の整備案が発表されました。
倉敷市、児島地区では築50年を超える倉敷市立短期大学を始め児島文化センター、児島児童館、児島憩いの家、倉敷勤労者体育センターなど公共施設の老朽化が課題となっています。
そこで今年3月、市は、児島駅に近接する児島公園にこれらの施設を集結させ新たな複合施設を整備することを決定しました。
きょう行われた市民説明会では基本計画の策定に向け現時点での整備方針を発表しました。
まず、敷地面積およそ2ヘクタールの児島公園の半分程度を使って市立短期大学の本校舎と(仮称)地域交流スクエア棟を新設します。
地域交流スクエア棟には、児童館を始め、移動式の座席を導入した、ホール機能と体育館機能を兼ねる施設の設置が予定されています。
そして児島公園に隣接する倉敷ファッションセンターについては改修工事を行い、これまで通り倉敷ファッションセンター、そして児島憩いの家や、市立短期大学の別館も整備します。
児島地区市街地に、大学を始めとする重要な公共施設を集約することで児島駅周辺の活性化も期待されます。
説明会にはおよそ70人の市民が参加し、最後には質疑応答なども行われました。
児島地区の公共施設の再編整備は今年度中に基本計画を策定し2025年度以降に設計、工事を開始、2028年4月からの利用開始を目指すということです。