児島警察署が、特殊詐欺被害を未然に防いだ金融機関に感謝状を贈りました。
特殊詐欺被害の増加で岡山県内全域に「緊急警戒情報」が発表されていますが、水際での阻止も増えているそうです。
百十四銀行児島支店の橋本達也支店長と行員の大芝道代さんが、児島警察署の徳重智司署長から感謝状を贈られました。
警察によると8月23日、倉敷市の70代女性が百十四銀行児島支店を訪れ、「不動産会社から高齢者住宅を建設予定だと連絡が入った。
その相手から入金がある予定だが、お金が振り込まれていない」と行員の大芝さんに話したことから、特殊詐欺の被害と疑いました。
警察が認知した岡山県内の特殊詐欺被害は、今年8月末までで122件、2億8080万円で、去年の同じ時期より増えています。
(前年同期比15件、5040万円増)金融機関でも、特殊詐欺を疑うケースが増えているそうです。
被害を未然に防いだ件数も去年より増えていて、児島警察署管内だけで今年11件確認されています。(コンビニエンスストア、金融機関など)
警察では、被害防止の「最後の砦」となるコンビニエンスストアや金融機関との連絡を密にするなどして、啓発を強めています。
警察では、9月1日に特殊詐欺被害防止の「緊急警戒情報」を発表しています。
被害者の7割が固定電話から被害にあっています。
犯人からの電話に出ないよう、防犯機能付き電話や留守番電話の活用をお願いします。