倉敷市児島琴浦地区の鴻八幡宮で秋祭りが行われ、4年ぶりに氏子町内19地区のだんじりと千歳楽が参加しました。
鴻八幡宮の例大祭は、10月の第二日曜日に行われます。
神輿が氏子町内を巡幸するほか、神賑わいとして各地区のだんじりと千歳楽が宮入りします。
16度の傾斜がある80メートルの急な坂道を、氏子たちが綱を練りながら登っていきます。
県の無形民俗文化財に指定されている祭囃子「しゃぎり」の音色と、威勢のいい氏子たちのかけ声が、境内に響きます。
19の地区で唯一千歳楽の萱刈地区は、激しい太鼓と千歳楽を横に倒すパフォーマンスが見所です。
祭りのハイライトは宮下がり。
別れを惜しむように再び坂を上がり、練り続けます。
新型コロナウイルスの影響で、2020年、2021年のだんじり曳航は中止。
去年は一部の地区が参加せず、時間を短縮して行われました。
今年は4年ぶりに19地区のだんじりと千歳楽が出そろい、例年通り午前9時30分から午後8時まで10時間30分にわたって鴻八幡宮の秋祭りを盛り上げました。
KCTでは、今年も宮入り、宮下がりの模様を生中継していて、きょう(9日)11チャンネルで再放送しました。