倉敷美観地区一帯であす(14日)から開かれる「倉敷屏風祭」を前に、国の重要文化財の『語らい座・大原本邸』で屏風の一般公開が行われました。
展示は、きょう(13日)の午後から始まり、大原邸の職員が倉敷川に面した店間の格子戸を開け放ち、お披露目されました。
今年展示された屏風は、大原家とゆかりの深い、棟方志功の『花鳥童子図』です。
六曲屏風となるこの作品は、元々襖絵であったものを切り取って屏風に仕立てたもので、屏風祭では初の出展となります。
円形の中に描かれたアオサギや童子、孔雀などの絵と共に、絵と呼応するとされる志功の書が配されています。
秋晴れとなった天候の下、伝統的な町家建築と優美な屏風作品に訪れた観光客などが真剣に見入っていました。
倉敷屏風祭は倉敷美観地区一帯で明日(14日)から2日間の日程で開かれます。
10年にわたる保存修理工事を終え、今年から一般公開が始まった美観地区最古の建物『井上家住宅』をはじめとする町家や旅館、カフェなど、36の会場に、各家自慢の屏風や家宝の品々が展示公開されます。
なお、倉敷ケーブルテレビでは、明日(14日)午後2時から、祭りの様子を生中継でお届けします。
会場に行けない方やお出かけの参考に、ご覧ください。